梨木香歩作品の名言


梨木香歩作品の名言を集めました

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誰だって不思議な人よ
生きてるってのが、そもそも不思議なこと

『雪と珊瑚と』梨木香歩



会おうとして会えるものでは
本来、ないのかもしれない
けれど会いたいと思っていなければ
いざ会っていてもそのことに気づかない

『エストニア紀行』梨本香歩



マニュアルが悪いわけじゃない
それの使い方、頼り方、縛られ方に
柔軟性を持てない人間が悪い
それは宗教に似ているかもしれない
人の信じ方で、違ってくるから

『ぐるりのこと』梨本香歩



子を思う親の気持ちで若い人を見つめようと思う
いつもだとうっとうしがられ
気味悪がられるに違いないので
ときどき。

『不思議な羅針盤』梨本香歩


恋愛や結婚、男女の関係がうまくいかなかったら
これは、修行だったと思えばいいんだろうか
でも、修行として受け入れられるまでは
けっこう、時間がかかるんだろうな、って思う

『りかさん』梨本香歩



なんでもない言葉が、タイミングと場所が変わると
突然、力をもったり、雰囲気が変わったりする

『僕は、そして僕たちはどう生きるか』梨本香歩



世の中は、妙なつながりで
妙なことが起こったりする
だから、いろんなことで簡単に決めつけたり
あきらめてもいけない。

『ピスタチオ』梨本香歩



世の中は、公平でない
みんなが同じ才能を同じレベルで持っていない
だからこそ、個性が多様化してくる。

『ピスタチオ』梨本香歩


生物は帰りたい場所へ渡る
自分に適した場所。自分を迎えてくれる場所
自分が根を下ろせるかもしれない場所
本来自分が属しているはずの場所。還っていける場所
たとえそこが、今生では行ったはずのない場所であっても。

『渡りの足跡』梨本香歩



初めて行った場所でも
ここが自分の居場所だなんて思うところがある
それはもちろん、勘違いの場合もあるしその通りの場合もある
いろんな場所がある

『渡りの足跡』梨本香歩



子ども部屋は単なる子どもが生活する場所というより
人が自分自身を創り上げようとするときの
人目をはばからぬ試行錯誤の場であるような気がする

『春になったら苺を摘みに』梨本香歩